第2回チキチキ kan-fed 小ネタ集

■内容:もう、とにかく何でもいいので小ネタで勝負!! 
明日から使えるネタ・意外と知らないあんなことこんなことについて 
短時間のプレゼンテーションをいくつも行う。 
■開催日時:3月6日(日)14:00-17:30 
■場所:大阪市立大学医学部附属病院 5階講堂
■参加費:無料 
■事前登録:不要 

 

以下のとおり8演題と4つのポスターの発表が行われました。

 

タイトルをクリックすると、発表スライドを見ることができます。

(注意:pdfファイルです)

<オーラル>

○明日からすぐ使える「院内・院外勉強会の開催方法」教えます

市立堺病院:伊東 直哉 内科後期研修医 

「院内で症例検討会をしたいけれど何から始めたら良いか分らない」「勉強会に参加したいけれど今の研修病院の周りでは勉強会が開催されていない」。お任せ下さい!明日からすぐ使える院内・院外勉強会の開催方法」教えます。ポイントを押さえて、効率よく会の開催までを分かりやすくレクチャー!最少催行人数2人から始めれられる勉強会が誰でも簡単に開けるようになります。

 

○「あなたの学習スタイル診断」

洛和会音羽病院 総合診療科 岩田啓芳 西村正大

皆さん,日々行ったことを振り返っていますか?そんな余裕はない?そうですよね.毎日新しい仕事,カンファ,勉強会…追われる日々のことと思います.研修医は何も考えず前向いて走り続けてなんぼ!それがこれまでの日本の美学でした….しかし近年様々な分野で,効果的な自己学習スタイルというものが 研究され,実際の業務への応用がなされるようになりました。このセッションでは,Kolbらによる”経験学習スタイル”をご紹介し,実際に皆さんの学習スタイルを分析します.効果的な自己学習で,仕事も家庭も遊びも”デキる”医者になってみませんか?


○Survival-スーパーローテーションを切り抜けるちょっとしたコツ

市立堺病院:押田 裕喜 内科後期研修医  

初期研修といえば「どこで、何を、どうやって学ぶか」という命題につきる。1000を超える研修病院のなかで何処がいいのか、そこで何を学ぶかを教えることはできないが、如何にローテーションを切り抜けるかには、年数に応じたコツを皆持っていると思う。今回は①ローテーションの意義と目的、②知識とスキルを身につける、③コミュニケーションをとる、という3項目にわけてExperience basedなちょっとしたコツを紹介する。

 

 

○Viva!! Smart Resident~多忙なレジデントのおしゃれ生活向上計画~

天理よろづ相談所病院 総合診療教育部/感染症センター:佐田竜一 

近年は綺麗な白衣を着た格好良いレジデント達が活躍するドラマが好評で、視聴者の関心も高い。レジデント(resident)とは臨床研修医のことを指すが、本来は『居住者』『住み込み』等を意味する。日本のレジデントの多くは、20~30代の青い時代の大半を『白衣』という単調なユニホームで縛られながら過ごし、長時間の激務に苛まれる中、多くの知識を吸収しなければならないという環境に置かれている。彼らは正に病院に『居住』し、『住み込』んでいる。ドラマの中で繰り広げられるイメージとは違い、さながら囚人のようでもある。そんなレジデントにも日常のささやかな楽しみが必要である。 本項では、レジデントの意識調査を行い、過酷な環境で生活する彼らの現状を報告する。また、“日常生活の質”を更に高めるために必要な“little simple pleasure”について①白衣、②聴診器、③その他のグッズ、に分けて論ずる。


 

○わくわく素敵な *★☆ 漢方*小*物語 ☆★* (*^∪^*)ノ♪

神戸大学医学部医学科 4年:津村協子 

医師免許を持つと,西洋薬のみならず,漢方も処方することができます.現に85%以上ものお医者さんが,漢方を臨床現場で使っているというデータがあります.なのに,漢方ってイマイチ分からない…な・ん・て,もったいないですよね!! ただ,適切な理解がなされず,漢方に対する誤解・漢方の副作用による健康被害があるのも現実です.西洋医学の薬と同じように,漢方について知って,正しく用いて頂きたい…まずは学ぶきっかけとして,漢方をちょっと一緒に“かじって”みましょう♪臨床で役立つ「ポピュラー定番★」から,「こんなすごいのもあるよ☆」という小ネタを織り交ぜ,「へー!漢方でそんなことできるの~!」「実際にコレ!使ってみたい!」「自分で試しに飲んでみようかしら」…などなど,皆さんが“わくわく”するような「漢方*小*物語」をお届け致します.


○「循環器内科医が教える 急性心不全」~心不全で使う薬を もう一度見直そう~

耳原総合病院:西田 拓司 

誰でも出くわす、そして誰もが張り切る急性心不全。「急性心不全がきた?ちょろいちょろい ⇒はい、フロセ~ え、血圧もかなり高い?降圧降圧⇒はいペルジピン~」よくみる光景ではないだろうか?だいたい上手くいくことが多い。でも本当にそのマネージメントは上手いのだろうか?僕も循環器内科で勉強するまでは急性心不全にはフロセミド、(+ニトロ)が王道と思ってましたが、循環器に入り勉強すると同じ薬を使用しても視点が変わりました。今のトレンドはフロセミドを場合によって使ったり使わなかったりする。NIPPVをいかに上手く導入するかです。その他の血管拡張薬(ハンプ・ニコランジル)や強心薬などについても触れたいと思います。時間があれば、急性心不全をもう一歩踏み込んで考えてみたいです。

 

☆彡優勝 

○学校では教えてくれない,外来診療のコツと裏技!!

天理よろづ相談所病院 内科ローテイトシニアレジデント:日和良介 

外来診療は,大学でも,初期研修中にも学ぶ機会が少ないものの一つである.しかし,後期研修医や医員になればすぐに外来デビューがやってくる. 見よう見まねでそれぞれのスタイルを作り上げるのが現状である.他の先生はどんなふうに外来をやっているのか,多施設の後期研修医やベテ ラン指導医に聞いた,外来診療をスムーズに行うために必要なコツと裏技を, 実践形式 でプレゼンする.コツ,裏技一例:①外来前 予習をしていく,外来日には早起きする,②外来中 待合まで患者さんを呼びに行く,部屋に入る姿から診療を始める, 最初の2分は話を 遮らない,聴取すべき項目の見出しをカルテに記載しておく,悩んだら上級医や専門科の医師の元へ走って相談に行く,③フォローアップ 最初のうちはこまめにフォローする,今日一日で全てを解決しようとしない,④外来後 復習をする,勉強になった症例リストを作る


○Common過ぎて医者が知らないCommon Disease ~肩こり、虫歯、風邪を考える~

市立堺病院 内科 後期研修医:朴澤憲和

初期研修の目標として「Common Diseaseの対応を習熟する」ことを挙げる初期研修医は多い。平成19年度の「厚生労働省国民生活基礎調査」によると、日本国民の気になる症状は、腰痛、頭痛、体がだるいなどが上位で、また通院の原因疾患として高血圧症、糖尿病、腰痛症などが上位に挙がる。これらの疾患については十分な勉強や経験を積むことが可能であろう。しかし、気になる症状の上位である肩こり(男性2位、女性1位)や通院原因の上位である歯の病気(男性3位、女性4位)に関してはどうだろうか。また、その名の通りCommon Diseaseである風邪はどうだろうか。「風邪ですね」と言って薬を出す…本当にそれでよいのだろうか。その奥に潜む落とし穴や風邪診療の奥深さを君は知っているか。

 

<ポスター>
○『輝く!日本イクメン大賞への道』

大阪厚生年金病院 内科 後期研修医 大武陽一 

前回好評を博した(?)『転勤心得』。その最後に受けた質問、「実際ライフワークバランスって?」の疑問に、出産・育児に燃えた一年の経験を通じてお答えします。緊急帝王切開から、ハンガーストライキ、日々の沐浴、予防接種スタンプラリー、院内保育所入所、保活(保育園活動)三昧、奇跡の保育園途中入所、かかった病気は数知れず…、などなど、多くの方の多くの助けを頂きながら、一歩一歩着実にイクメン大賞への道を進んでいます。笑いあり、涙あり。。。これから結婚・出産・育児を迎える男性医師(女性医師にも)お勧めの究極の小ネタです!

 

○3秒で胸部X線写真を読む方法

兵庫県立尼崎病院 呼吸器内科専攻医:片岡裕貴 

胸部X線写真といえば、心電図と並んで入院時にルーチンで行われることが非常に多い検査である。各種の胸部疾患を診断するために重要な検査であるが、読むためには一定のトレーニングを要し、初期研修医にとっての蹉跌となる。また、明確な証拠が残るため、見落としは訴訟の元となることもある怖い検査でもある。 胸部X線写真に慣れ親しみ、読影能力を向上させるためにはどうすれば良いか? 実際の症例を交えつつ、胸部X線写真の検査としての特性を改めて考えてみたい。

 

☆彡優勝 

○タイムマネジメントの極意「落したらダメなことは何ですか? 大切にしたいことは何ですか?」

耳原総合病院 総合診療科:日下 荘一 

医者は忙しい。朝早くから、飯も食う暇なく働いて、時には夜も帰れずに泊り込む。そんなイメージを抱きつつ、不安な気持ちを募らせる学生の皆さん。そして、昼まで寝ていた学生時代から一変、社会人でかつ研修医という立場に放り込まれ、忙しさと日々格闘している研修医の皆さん。忙しさの中で、確実に日常業務をこなしてゆくために。そして、あなたにとって本当に大切なことを見失わない為に。医師・研修医という仕事の特殊性も交えつつ、明日から使える「タイムマネジメントの極意」を皆様にお届けしたいと思います。


○せん妄のピットフォール〜いつもの不穏でよいですか?

兵庫県立尼崎病院 ER総合診療科 山本修平

 高齢者に多い精神症状である認知症(dementia)、うつ病(depression)、せん妄(delirium)は3Dとよばれ、精神科以外の医師もよく遭遇する。 特にせん妄は、急性に発症し病棟勤務医が対応を迫られることが多いが、精神症状に対する苦手意識を持つ医師は少なくなく、とりあえず抗精神病薬で経過観察をされがちである。しかし、せん妄は身体疾患の症状である場合があり、隠れた原疾患を見過ごさずに診断しなければならない。意外な原因でせん妄を来していた自験例をもとに、非精神科医によるせん妄のマネージメント、陥りやすいピットフォールについて考える。

 

<Ustream>

最初の挨拶

○Viva!! Smart Resident~多忙なレジデントのおしゃれ生活向上計画~

天理よろづ相談所病院 総合診療教育部/感染症センター:佐田竜一

http://www.ustream.tv/recorded/13122863

http://www.ustream.tv/recorded/13123123

○「循環器内科医が教える 急性心不全」~心不全で使う薬を もう一度見直そう~

耳原総合病院:西田 拓司 

http://www.ustream.tv/recorded/13123444

http://www.ustream.tv/recorded/13123655
○「あなたの学習スタイル診断」

洛和会音羽病院 総合診療科 岩田啓芳 西村正大

http://www.ustream.tv/recorded/13124003

http://www.ustream.tv/recorded/13124067
○Common過ぎて医者が知らないCommon Disease ~肩こり、虫歯、風邪を考える~市立堺病院 内科 後期研修医:朴澤憲和

http://www.ustream.tv/recorded/13124815

http://www.ustream.tv/recorded/13124855

http://www.ustream.tv/recorded/13124992

http://www.ustream.tv/recorded/13125024


○明日からすぐ使える「院内・院外勉強会の開催方法」教えます

市立堺病院:伊東 直哉 内科後期研修医

27:30~○わくわく素敵な *★☆ 漢方*小*物語 ☆★* (*^∪^*)ノ♪

神戸大学医学部医学科 4年:津村協子  

50:00~○学校では教えてくれない,外来診療のコツと裏技!!

天理よろづ相談所病院 内科ローテイトシニアレジデント:日和良介 

http://www.ustream.tv/recorded/13125128